世界一のビンテージな“綿糸”を作る「烏城(うじょう)物産」とは? その①

ジーンズの綿糸の烏城物産
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こんにちは、インディです。

Indy
このブログを初めてご覧になるアメカジファンの皆様には、まずこの人気記事まとめがお勧めです。

本日と明日の内容は、デニムファンの皆さんには是非、知って頂きたい内容です。

ジーンズの綿糸の色のお話

いきなりですが、ちょっとしたクイズです。

一般的なヴィンテージタイプのジーンズに使われる縫製の糸=ステッチ。

ブランドさんやモデルごとに、使われている素材(綿100%であったり、ポリエステルであったり、その混合であったり)や太さ(番手と呼ばれるもの)は様々ありますが、

使われる「色」で言うと、ほぼに2種類に集約されます

一つは、オレンジ

もう一つは、バナナイエロー

ジーンズといえば、縫製はこの2色が、基本。

・・・では、

そのオレンジとバナナイエロー。

二つの色の糸は、以下の中で、実際どれでしょう?

ジーンズの綿糸の烏城物産

・・・

・・・・・

黄色は真ん中のゾーンかな? バナナっぽいね。

オレンジは右のゾーンかな?

はい、そうですね。オレンジ・バナナイエローという「色」としてはそれが正解で、

多くのジーンズで、これらの糸が使われてたりします。

・・・では、

別の写真をお見せします。 この真ん中の2つの糸は、何色に見えますか?

ジーンズの綿糸の烏城物産

左はくすんだ「黄土色」?

右は焼けた「レンガ色」?

 

はい、

実はこの2色は・・・

実際のヴィンテージのジーンズから採取された糸をそのまま今の時代に再現したイエローとオレンジ。

これもまた、「バナナイエロー」と「オレンジ」のステッチ、と呼ばれるものなのです。

くすんだ、地味な色なので、とても「バナナイエロー」「オレンジ」には見えませんよね?

糸単体を見ると、誰もがそういう反応になるでしょう。

しかし、これらの糸をデニム生地に縫製してみると、どうでしょう??

デニム色落ちテスト小物ケース

はい、これは何度かこのブログで紹介している、

デニム生地と縫製糸の経年変化を測る「色落ちテスト小物ケース」

【デニム色落ちテスト小物ケース】できました。

ここで縫製糸として指定した綿糸は、実はその2色の綿糸なのです。

どうでしょう。言われてみれば、イエローであり、オレンジです。

しかも、左のケースと、右のケースでは、糸の色味が若干違って見えませんか?

右のほうが、明るいはっきりした色の糸に見えるでしょう?

しかし、どちらも、同じ糸を使っています。

これは目の錯覚であり、デニムの色とのマッチングで、糸の色味の視覚効果も変わるわけです

デニム色落ちテスト小物ケース

ここだけ見ると、確かに鮮やかなイエローであり、オレンジのステッチ。

でも、糸だけ取り出すと・・・

ジーンズの綿糸の烏城物産

この2つ。うわぁ、どう見ても、違う糸にしか見えない不思議

で、今日は、この糸を作っているメーカーさんのお話。

この糸は、数々の有名ジャパンデニムブランドから絶大な信頼が寄せられ、

数多くのレプリカ系モデルに糸を提供している、岡山・児島にある縫製糸メーカーの「烏城(うじょう)物産」の作品なのです。

20年以上前。

当時はジーンズの縫製糸といえば、丈夫で糸切れせず、色落ちしないことが「当たり前」の時代に、

ヴィンテージのリーバイスの数々を惜しげも無く解体し、

大量に縫製糸のサンプルを集め、

何十年も前の時代背景も想像しながら、

色味・色落ち・風合い、そのヴィンテージの全ての完全再現を目指して完成させた、烏城物産の渾身の品番、「UJカタン ZX1(バナナイエロー)」「UJカタン ZX2(オレンジ)」です。

今や世界で評価されているジャパンデニムブランドで、この烏城物産の綿糸を採用しているところは少なくありません。

つまり、世界で一番評価されている綿糸ブランドと言っても過言ではなく、

そして、何よりも、まさにこの烏城物産が、

今のジャパンデニムの礎を20年以上前から築いてきた、功労者の一つであろうと断言します。

この烏城物産の糸。

業界では「超有名」だけど、

雑誌にも掲載されず、また代表の清水社長もメディアに出ないものですから、

私たち一般のデニムファンは知る機会が全くないものだったと思います。

 

私はこの糸の持つ深みに心奪われた結果・・・

先日、烏城さんのところ(岡山県・児島)まで言って、お話をお伺いしにいきました。

そこで得た、清水代表による大変貴重なお話しを、ぜひ皆さんにシェアしたいと思います。

きっと、日本のものづくりに対して、さらに誇らしく思えるはずですから。

存在感を持つ綿糸に出会ったきっかけ

もともとこの糸は、

私が東京のJOURNEY FACTORYの重本さんの工房にお邪魔させて頂いた際に見せていただきました。

「経年変化をデザインする」という考え方(その1)

当時、オリジナルジーンズの縫製糸はどうしようか?と考えていた時に、

何社もの糸メーカーさんの、いくつもの糸を見せて頂いたのですが、

文字通り、一目でこの2つの糸に惹きつけられ、即決で「これを使いたいです」となったわけです。

もちろん、烏城物産の名前も、そのものづくりのこだわりも、不勉強なため、全く存じ上げない時点で下が、

この光沢もなく、色も地味なこの糸は、他と比べて異彩を放っていました。

 

で、あまりにも心引かれたため、

先日、岡山県児島にあるこの烏城物産にお邪魔して、

社長さんのお話をお伺いしに行ったという経緯です。

烏城物産の、綿糸にかける情熱とこだわり。

そして、この綿糸の誕生秘話、

他にもたくさんの綿糸に関わるノウハウを教えていただくことができました。

パート②はこちらから↓。

世界一のビンテージな“綿糸”を作る「烏城(うじょう)物産」とは? その②

 

本日もご一読、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

Indy

お仕事の関係で海外在歴10年。ジャパンデニムにハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける30代後半、インディです。 普段は妻とともに、海外での子育てに奮闘中。大変だけど楽しい毎日です。 自分で「最高に素敵な」ジーンズを作る夢の企画に奮闘中。 同じような夢を持つ仲間たちに、ジーンズ作りの苦労と感動をシェアしたいと思います。