こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
昨日、販売を開始しました、FIELD FACE MASK(フィールド・フェイスマスク)。
2時間ほどで生産可能数が完売となりました。
たくさんのお引き合い、ありがとうございました。
現在、マスク用のダブルガーゼおよびゴム紐の資材調達が非常に困難なため、次回の販売時期は未定です。
生産予定が立ち次第、改めてご報告いたしますので、今回残念ながらご購入出来なかった皆様は次回のチャンスまで今しばらくお待ちください。
さて、今回のFIELD FACE MASKですが、
もともとオリジナルで企画を進めている「ヘリンボーンを使ったカバーオール」がありまして、
それはまだファーストサンプル段階なのですが、そのために検証を重ねたディテールや素材を、そのまま水平展開した結果、出来たものでした。
ということで、その「ヘリンボーンを使ったカバーオール」とはなんぞや?というのを、本日は軽くお話できればと思います。
目次
ヘリンボーンツイル・カバーオール
企画コンセプト
ということで、こちらがそのファーストサンプルです。
実際のところ、リリース時期だったり、そもそも一般リリースするかどうかもまだ未定です。
この手のカバーオールでヘリンボーンを採用したものは、いわゆるレプリカ系ブランドではあまり無いかと思います。
というのも、このような元ネタがヴィンテージで無いからです。
今回、オリジナルでディテールも積み上げていっているとはいえ、そもそものベースにしているのは大戦期のストアブランドのデニムのカバーオールになります。
私も様々なカバーオールを見てきましたが、
カバーオールを構成する要素は大きく4つあり、
そのルックスを左右する優先順位の高いものから、
①襟の形が、オープンカラーか、レギュラーカラーか。
②袖がセットインか、ラグランか。
③背中が1枚生地か、中継ぎの2枚生地か
④ポケットの数・形(+袖)の細かいディテール、シルエットやサイズ感や生地
があります。
ブランドやそのモデルによってこれらの要素の組み合わせ方は違いますが、ほぼこのフォーマットは変わらず。
このあたりはまた後日、私の考えをゆっくりお話できればと思いますが、
結果、カバーオールであればブランドが違っていても、なんとなく同じようなルックスになってくるのです。
ヴィンテージのストア系ブランドにいたっては、よっぽどのマニアでなければブランドの見分けがつきません。
そんなマンネリ気味なカバーオールを、見た目からごっそり変えてやろうと思いまして…
1940年代のカバーオールディテールをベースに、同じく1940年代のミリタリーを再現した硫化染めヘリンボーンを採用した、新しい一着を作ってみようと思った次第なのです。
ディテール
これが、今回の最も大きな特徴と言える、硫化染めヘリンボーンツイルです。
これが最高でして…
私自身、身の回りのもの全てをこの生地で作ってしまいたいと思うほど、惚れ込んでいます。
実際、マスクをこれで作ることになったわけですが(笑)
まだファーストサンプルのテスト中で、ディテールは最終ではありませんが、とりあえず今、採用しているディテールをさらっとお見せしていきます。
ボタンはワンスター・月桂樹の鉄ボタンに、私自身でラッカー塗装したもの。
ツープロングのリベットも鉄。
襟はベーシックカラー。
台襟付きで、襟が立ちやすく。
ポケットは2つのみ。
縫製糸はクリーム色の綿糸。
袖はセットインスリーブ。
大戦期を意識しているので、カフスは1ボタン。
というわけで、現状はこんな感じです。
【まとめ】まだまだ、育てていきます。
今、着用テストを続けていますが。
次のサンプルを作る頃合いには、ディテールも大方まとまってくるでしょうから、その時に記事にしてさらなる詳細をお伝えできればと思います。
尚、このサンプル作成にご協力いただいたのは、神奈川県のBlue Routeの佐井さん。
プロフェッショナルな知識と経験を元に、
私のどんなわがままなディテール要望も全て実現させた上で、シルエットも破綻させずパターンを成立させてしまう、まさに魔術師。
いつも、ありがとうございます!
本日もご一読、ありがとうございました。
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