こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
Levi’s(USA)に、現時点で“最上級のプレミアムライン”とする【LEVI’S® LOT NO. 1 JEANS】があります。
本日はそのお話です。
目次
LEVI’S® LOT NO. 1 JEANSとは?
専属の職人によるテーラーメイドサービス
『LEVI’S® LOT NO. 1 JEANS』は、リーバイス・USAが昨年始めたラインで、一言で言えばジーンズの「完全テーラーメイド」になります。
→Levi’sの専用サイトはこちら。
リーバイス・ジャパンには同様のサービスはありませんが、【LEVI’S TAILOR SHOP】の上級版といった様相でしょうか。
選べる選択肢の幅は広く、デニム生地、糸、革パッチ、リベット、ボタン、ポケット、そしてシルエットに到るまで、かなり細かい指定が可能。
その制作にあたり、依頼主とのマンツーマンのコンサルティングから縫製に到るまで、Levi’sの専属の縫製職人(彼らの呼び方では“マスターテイラー”)が携わり、記述に夜と合計16時間かけて制作するスペシャルピースになっています。
パッと表面上だけこのサービスを聞くと、目新しさにかける様な・・・そんな気もしたりしますが、
いやいや、どうして。これは面白いですよ。
このテーラーでは、選べる生地の中には、日本の機屋の生地も多数用意されている様です。
この時点で、リーバイス・USAとしてはかなり斬新。
この中にはCONE社のデニムもあるでしょうし、「自分の好きな生地を選べる」リーバイスというのは、テーラーメイドの面白さが一気に高まります。
パターン・型紙も、その人のためだけに
そして、ただシルエットを選ぶ、という様な簡易的なテーラーメイドではなく、型紙から起こし、調整をかけてくれるというのも魅力。
これをリーバイスがオフィシャルで行うって、結構すごいこと。
当然、ポケットのサイズや位置も選べる様です。
専属のマスターテーラーがサイズ調整も行ってくれるので、完璧なフィットが可能。特に、テーパードなど綺麗目なステイルを好む方は、これだけで他の人を圧倒する美シルエットを手に入れることが出来ることでしょう。
選択の幅が広い副資材(パーツ)
ボタンやリベットなども、パーツもたくさんの中から選べます。
このカッパーのドーナツボタン、新鮮ですね。
革パッチの素材やデザインも種類豊富です。
という訳で、【LEVI’S® LOT NO. 1 JEANS】のお話でした。
ジーンズのインターナショナルブランドで、“なんちゃって”ではなく、ここまでしっかりテーラードに振り切ったケースはこれまでありませんでした。
このサービスが今後、どういう道を辿って行くのでしょうか。
尚、おまけでこんなクラッチバッグをつけてくれる様です。
【まとめ】モノより体験を提供する新サービス
この『LEVI’S® LOT NO. 1 JEANS』は、一言で表すと「テーラーメイドサービス」になりますが、ただ自分の好きなリーバイスを作れる、という以上に、
その制作にあたり個別のコンサルティングを行うところからの、「体験」そのものが魅力的に思えます。
今やジーンズをテーラーメイド(ちょっとだけ仕様を選べる様な半テーラーメイドも含む)で作ってくれるところは数多くありますが、
「あのリーバイス」が、「型紙まで自分のために作ってくれる」…。
価格次第ですが、満足感・優越感の高いサービスだと思いますね。
現在はロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコの決められた旗艦店だけで手にすることが出来る様です。
もともと、1800年代後半まで、ワークウエアとしてのジーンズは「大量生産」ではなく、テーラー色が強かった衣類。
そういう点に回帰したサービスというのも面白く感じましたね。
いくらなのでしょう??? おそらく依頼内容で変わってくると思われ、現時点では私の手元に情報がございませんが、「絶対、安くない」と思われます。
何れにせよ、日本ではこのサービスが見れない・受けられないのは残念です。
(※ 2019年6月23日 追記)日本で展開開始!
この【LEVI’S® LOT NO. 1 JEANS】が、この2019年7月26日に原宿のキャットストリートにオープンする旗艦店「リーバイス® 原宿 フラッグシップストア」の3階でスタートすることが発表されました。
価格は10万円〜とのこと。
気になる方は、原宿へ。
本日もご一読、ありがとうございました。
Lot no.1
原宿の新店舗でサービス開始するようですね!
ビスポークという事で、それなりに値が張りそうですが先日取り上げていたネタ要素の強い日本語表記LVCなんかより断然実用性があり、自分だけの一本は愛着もひとしおでしょうね。
>山葵茶漬け さん
コメント、ありがとうございます。
そのようですね。低価格・低品質化が進むアパレルの中で、実に面白い試み・チャレンジだと思います。一度見てみたい!