独特のアプローチで魅力的なレザープロダクトを制作するブランド『RAG TIME』の工房に行ってみた。

高松のレザーブランド「RAG TIME」
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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

レザーアイテムが、大好きです。

使い込むことで馴染み、経年変化し、オーナーのライフスタイルが反映されるレザーの魅力はデニムにも引けを取りません。

何より、手作りのレザーアイテムには、職人の技術・知識・経験・センスの全てが反映されるため、購入者としては色々と見比べながら選ぶのがとても楽しい世界でもあります。

レザークラフト

出典:http://wootten.com.au/

1枚の革=平面から立体を作りだす制作作業は、ラグジュアリーにもカジュアルにも、ハードにもソフトにも、作り手のさじ加減次第で無限の可能性を秘めています。

逆にいえば、

本当に良いレザープロダクトを作るためには、美的センス、立体造形に関する理解、革の素材に対する知識、縫製の技術、それらの総合力が必要で、一切のごまかしがききません。

自由度が高く、奥が深く、技術とセンスの差が品質に顕著に出るのがレザーの世界。私も好きで色々な商品を消費者の立場で見てきましたが、最近、気になる・・・。兎に角、気になる・・・。そんな日本のレザーブランドがありました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

そのブランドの名前は、『RAG TIME』

高松のレザーブランド「RAG TIME」

オリジナルの革製品を、自社工房で一人の職人が企画・製造するブランドです。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

定番商品だけでなく、顧客からのワンオフのオーダーメイドにも応えておられるそうで。あとあと説明しますが、このオーダーメイドはかなり良さそう。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

なぜ、このブランドが気になっていたのかというと、HPで拝見できる、そのプロダクトの数々のクオリティと“造詣”に目を奪われたから。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

通常、手作りのレザープロダクトって不均一な「革」という素材を手で裁断し縫製して作られる工程の性質上、手作り感・温かみがある所が魅力ですが、この『RAG TIME』のレザープロダクトには手作りによる温もりよりも、不均一感の少ない「無機質感」を感じます。

他のレザーブランドには無い、不思議で、且つ端正な美しさが漂っていました。

なんだろう、この魅力。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

通常のレザーブランドのプロダクトとは一線を画した雰囲気をもちつつも、コバの処理など、細かいクオリティは写真を見る限りでは超一級品。

一体このブランド。誰が、どんな制作現場で、どうやって作っているんだろう…と気になりだし…。

私自身レザークラフトを趣味ですることもあり、工房に行って作業風景を見てみたい!!!

ということで先日、先方にご連絡の上で、なんと工房を見学させて頂きました。今日はそのレポートをお届けいたします。

場所…ちょっと遠かったですけどね。

なぜならこの『RAG TIME』の工房のあるのが…香川県・高松!

レザーブランド『RAG TIME』の工房を訪れる

高松に到着

高松のレザーブランド「RAG TIME」

ということで、初めて高松に行ってきました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

余談ですが、高松駅前が非常に綺麗で驚きました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

高松駅から車で20分くらいで到着。

ショップ兼工房の『round.』

高松のレザーブランド「RAG TIME」

この『round.』がRAG TIMEの工房兼ショップになっています。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

こちらが今回お世話になった、『RAG TIME』の代表であり職人の柏原慎さん。

まずは様々な商品を見せていただきながら、革製品に関するお話をお伺いしました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

店頭にはシンプルさを研ぎ澄ましたオリジナルプロダクトが並びます。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

そのシンプルなプロダクト故、仕立ての良さが際立っています。このコインケースとか、なんとコバの美しいことでしょう。

RAG TIMEには「建築設計」の考え方が取り入れられている

高松のレザーブランド「RAG TIME」

ここの職人の柏原さんは、もともとは建築士だったそうです。建築畑のレザー職人なんて、聞いたことがありません。

私がこの『RAG TIME』の作りだすプロダクトに感じた違和感と魅力が、その経歴を聞いてなんとなく理解できました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

もともと、趣味でRED MOONなどのハード系デザインのレザープロダクトを作っていた柏原さん。

一方で、建築の世界にいた時は、無駄を省き「少ない線」で設計を作っていくことを徹底的に突き詰めていくデザイン事務所にて設計の修行を続けられたそうです。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

その考え方・デザインに対するポリシーと、培ったレザー制作の技術が融合していき、今のRAG TIMEの作風になったとか。非常に納得。

つまり、このRAG TIMEのレザープロダクトは建築的な思考プロセスで設計して作られている特異な存在であり、それ故に他のブランドと比べて不均一感の少ない「無機質感」を感じるのでしょう。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

一つの商品を作る前に、CADを使って、徹底的に型紙をコンマミリ単位で精査する。何度も作り直す。何パターンもその型紙を作り、その中から取捨選択をし、最上のものを採用する。

それが、RAG TIMEで日常的に行なっている作業だそうです。

縫製の針の穴の数まで詳細に型紙上で計算されて作られていました。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

そこまでして制作した型をベースに、確かな技術で完成まで一人で担う柏原さん。

そんなアプローチを、定番品だけでなく、オーダーメイドのワンオフの商品にも採用されています。いやー、それを聞いたら、なんかオーダーしたくなる…。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

きっと、革製品が好きな人にはこの良さが分かる、っていう存在だと思います。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

こういう新しいアプローチと確かな技術を持つ職人さんが地方で活動されていること自体に驚き&世の中は広いなぁ、と。

RAG TIMEの工房の様子

高松のレザーブランド「RAG TIME」

『round.』の奥には工房があります。そこが柏原さんの仕事場。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

手縫い道具もあれば、

高松のレザーブランド「RAG TIME」

ミシンもある。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

所狭しと細かい道具が並ぶ作業台。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

今回、その職人の柏原さん自ら、革の種類に関する知識や、あのRAG TIMEの美しいコバの作り方を教えていただきました。ヤバィ!!

高松のレザーブランド「RAG TIME」

レザー職人の技術やこだわりって、コバの美しさに必然的に出てくるもの。この柏原さんもこれまで色々な手法を試した末、現在の美しいコバの製法に行き着いたと言います。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

細かい製法は割愛しますが、大事なことは2つ。「良い革を選ぶこと」と「やりすぎないこと」。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

手際よく、あっというまに美しいコバを作り上げられていました。職人の技…

高松のレザーブランド「RAG TIME」

もう一点、お願いして道具の手入れの方法も教えていただきました。普段使っている道具、そしてそのお手入れ方法って、人によって全然違います。

こんな素晴らしい作品を作りだすRAG TIMEの使う道具と、その手入れ方法を是非知りたいと思っていたのでした。

高松のレザーブランド「RAG TIME」

ほんの1時間くらいの講義でしたが、私にとっては目から鱗の内容ばかり。至福の時間でした。柏原さん、貴重なお時間をありがとうございました!!!

RAG TIMEの魅惑の革教室

高松のレザーブランド「RAG TIME」

さすがに近隣にお住いの方しか参加は難しいと思いますが、このRAG TIMEは定期的に革教室を開催しています。

職人の柏原さん自らが講師を務められます。参加できる方が羨ましい。もし足が届く範囲にお住いの方は、私猛烈にご参加をおすすめします。

【まとめ】つまり、RAG TIMEは総合力の高いレザーブランド

高松のレザーブランド「RAG TIME」

美的センス、立体造形に関する理解、革の素材に対する知識、縫製の技術、その全てを持ち合わせたレザーブランド、『RAG TIME』。

神は細部に宿ると言いますが、作品の実物を見たときにオーラのようなものを確かに感じましたよ。

比較的綺麗目&大人な世界観のデザインですので、長く使えるアイテムばかり。自分用だけでなく、プレゼントとしても最適なブランドかと思います。

いやぁ、物作りの世界って、本当に奥が深い。

皆さんもぜひ、このRAG TIMEのHPを覗いて見てください。

 

このRAG TIMEもそうですけど、雑誌などのメディアに出てなくても良質なものを作りだす職人さんはまだまだ沢山居るはず。

そんなメディア露出していない職人さんやブランドさんを見つけて、多くの方にお知らせすることは、このブログが存在する意義であり、使命の一つなのかなぁ、って思ったりします。

 

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本日もご一読、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

Indy

お仕事の関係で海外在歴10年。ジャパンデニムにハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける30代後半、インディです。 普段は妻とともに、海外での子育てに奮闘中。大変だけど楽しい毎日です。 自分で「最高に素敵な」ジーンズを作る夢の企画に奮闘中。 同じような夢を持つ仲間たちに、ジーンズ作りの苦労と感動をシェアしたいと思います。