エルメス風!? ケリーバッグ(KELLY BAG)を自作。

自作のエルメス風Kelly bag
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こんにちは、インディです。

今日は、エルメスのバッグの制作工程についてのお話です。

なんでも自作、大好きっ子の私。

レザークラフトはこれまでハウツー本を読み漁りながら、自己流で行ってきました。

〜これまでの自作〜

その不完全な知識を補いたいなぁ、なんて思っていた矢先。

妻が教えてくれたエルメスのバッグの製作工程に(なぜだか)詳しいバンコクのレザー職人の教室【Gong Bang】に通い、

先日まで一つのバッグの製作作業を続けていました。

そのバッグとは、エルメスのケリーバッグ(風)

ネイティブ系のレザークラフトとは違うアプローチの制作方法を知ることができ、今後の制作活動に活かせるのでは、と期待!

これまで自己流とはいえ、レザーを縫うのが好き&得意な私。

エルメス風バッグがなんぼのもんじゃい!

簡単にできるじゃろう!、、、と考えていましたが。

結果、総制作時間にして約70時間

期間にして半年ほどかかる結果に。。。

高級ブランドの、表に見えない職人技、ナメてました

制作したケリーバッグとともに、気づいたレザーの製法に関して今日はお話ししたいと思います。

同じレザーでも、ネイティブ系のアイテムとは目指す所が違う。

いや、もうこれに尽きます。

ネイティブ系のレザークラフトは多少の誤差も「アジ」で通せる懐の深さ(?)がありますが、ラグジュアリーブランドは誤差を許しません。

自作のエルメス風Kelly bag

ラグジュアリーブランドは、出来上がりの美しさが全て、という考え方。

制作工程ではネイティブ系レザーとは違い、芯材やボンドでの接着を多用。

ミリ単位までカットにこだわり、まるで機械で作られる工業製品のような精密さを、手仕事に求めている、という印象。

自作のエルメス風Kelly bag

ネイティブ系レザーは、ハードに使用されながらエイジングすることを想定するため、作りは比較的シンプル。所有者が使い込んで「完成」する、という考え方。

一方でこのエルメス(風)は、パーツ点数もそこそこ多く、複雑に立体を構成。

出来上がり時点で「完成」とし、消費者の手に渡った瞬間からファッションアイテムとして活躍するもの。

自作のエルメス風Kelly bag

故に、今回のバッグ制作、教え方もとても細かかった。

私の縫い方がミスってる箇所。 縫い目が平行じゃないでしょ?

こういうの、この職人は怒ってやり直しさせられるんだけど、時間がかかりすぎて妥協した。

 

全体を見回すとミスも目立つが、これでも全力を投じた末に完成させた一品。

コバの処理もしんどかったなぁ。

自作のエルメス風Kelly bag

この制作70時間の間で、学ぶことがたくさんありました。

自分の好きなネイティブ系レザークラフトに間違いなく活かせます。

バンコクの職人さん、ありがとう。

素晴らしい指導、素晴らしい体験でした。

自作のエルメス風Kelly bag

ってか、ジッパーの金具には(H)のマークが入ってるけど、、、いいんかな?(エルメスの金具よね・・・)

尚、この完成バッグは、先日が娘の誕生日だったので、プレゼントしました。

70時間の苦労の結晶が、現在おままごと遊びに使われております(爆)

自作のエルメス風Kelly bag

次は、妻が大きい(エルメス風)バーキンを作って、とお願いされましたが、断りました(ゴメンネ)。

私の力不足のせいで、あまりに制作に時間がかかりすぎてモチベーションが続かないので。

とはいえ、これでまた、新たなレザーの制作意欲が湧いてきました!

バンコクは皮革素材が安く手に入りますし、

空いてる時間を利用して、またやってみよう。

 

 

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本日もご一読、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。