ヘビーオンスデニム、実は「風通すから寒い」。

デニム生地
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こんにちは、インディです。

Indy
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今日はヘビーオンスデニムの意外な特徴のお話です。

現在、世界的にもヘビーオンスのジーンズがブーム。

セルビッジ=旧織機で織ったヘビーオンスのデニムが海外中心に引き合いが強く

日本の生地屋さんでもなかなか在庫が無い状況のようです。

ジーンズ用語での”オンス”とは1平方ヤード当たりの重さ(オンス)をいい、
数値が大きいほど重い生地=厚い生地=太い縦糸・横糸を使用した生地になります。

ヘビーオンスデニムは風を通す?なぜ?

ヘビーオンスデニムは厚い生地なので、摩擦などのダメージには強くなりますが、

一方で実は「風を通しやすい」という特徴があります。

これは意外だと思いませんか? 厚手なのに、風を通しやすい?

理由は、太い番手の糸を交差し織られた生地のため、

その縦糸と横糸の「隙間」も通常の生地より大きくなるのです。

厚みはあるが、隙間があって密度が薄い、というイメージ。

この隙間が、風を通す理由。

デニム生地

ジーンズの縫製現場の方にお話を伺ったところ、

通常のデニムより、ヘビーオンスのデニムの方が針が通りやすく、

ミシンが走らせやすいんだそう。

「スカスカ」縫えるとおっしゃっていました。

バイカーの方でヘビーオンスのジーンズを履く方も多いと思いますが、

転倒時の防御性ではヘビーオンスはよく、風防の目的だと今ひとつ、ってことになりますね。

ヘビーオンスの定義とは?

そもそも、どこからヘビー?というのかは定かでは無いですが、平均的なジーンズは12~14oz(オンス)がベーシック。

そんな中、ちょっと前は15ozを超えてくると「ヘビーオンス」と言われてましたが、

今は「ヘビー」トレンドが進むにつれて、アイアンハートのように24ozデニムが出てくるまでになり、20oz前後はあまり珍しくなくなってきました。

このトレンド、どこまでいくのでしょう。。。

各ブランドの海外限定モデルにはヘビーオンスを使われることが多いです。

興味あれば以前に書いたこちらの記事もどうぞ。

知られざる世界の別注デニム

2016-03-14

Flat Head(フラットヘッド)タイ・バンコクでのイベント報告 @Pronto Denim

2016-10-30

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。