デニム界初の特別プロジェクトの経緯③『職人が物を作り出す過程こそ価値がある』

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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

「映像」は時として、何万字の言葉よりも説得力があり、感情を動かし、時代を超えるツールになります。

 

もしgoro’sの高橋吾郎氏が自分のためだけに目の前でジュエリーを作ってくれたら、それはとても特別な体験となり、そこで手にしたジュエリーは「宝物」となるでしょう。

GORO'S

デニム界初の特別プロジェクトの経緯②「誰から」「どんな体験を通じて」「何を手に入れるか」

2018-06-05

 

ここからは “もしも” の話ですが… その“制作風景の映像”が「動画」で残っていたら…とよく妄想するのです。

GORO'S

映像の向こう側で若き高橋吾郎氏が作り上げていたジュエリーが、何十年も色あせず、今も自分の手元にある、と妄想してみる。

 

goro’s好きの人は理解いただけるでしょうが、その制作映像が存在することで、手元の作品が別次元の輝きを放ち、新しい価値を生み出す感覚があります。

 

これってつまり、どういうことかというと。

 

職人の作り出した作品の価値を考えるときに、出来上がった「モノ」の品質以上に、誰が・誰のために・どんな環境で・どの様に作ったか、ということの方が価値が大きいのでは?という仮説です。

 

これはgoro’sに限った話ではなく、

全ての職人・アーティストの“ものづくり”に通じることだと私は思っています。

 

子供が下手くそだけど一生懸命描いた絵が、捨てられないのと一緒。

彼女が頑張って編んでくれたマフラーが、なかなか捨てられないのと一緒。

 

作品そのものだけではなく、作品を作り出す人、そして作る過程のストーリーを知ることにこそ、大きな価値があるのでは、と。

 

そこで考えてみました。

One Piece of Rock (ワンピースオブロック)ー07

最高の職人さんとパートナーと組んで、一本一本のストーリー(制作過程)を映像に収め、作品と一緒に届けることが出来れば、どのような新しい価値がもたらされるだろうか?

***

最高の技術を職人が、あなたの作品を作るために作業台に向かい、素材と道具に対峙し、静かに集中力を高める。

ゼロから、流れるような美しい所作で素材を加工し、魂を吹き込んでいく。

それは職人にとって、新しいオーナーへの思いやりと、作品への愛情と、その作品の産みの苦しみの混ざり合った、まさに子供を生む瞬間に似た作業。

***

これをおさめた映像って、その人に取ってプライスレスな、極上のエンターテイメントなのではなかろうか、と。

One Piece of Rock (ワンピースオブロック)ー21

今進めている新しいプロジェクトでは、このストーリー(映像)も含めて「作品」としてリリースし、これまでに無い新しいモノづくりの価値・職人の価値を、ジーンズを通じて提案させて頂きたいと思います。

 

ジーンズの本数と同じ数、映像を新たに撮り、その人のためだけに全編、編集します。

 

こんな手間、どのブランドも面倒すぎて、やることは無いでしょう。

でも、そんな映像をジーンズと一緒に手にした人は、嬉しいでしょう。

 

だからこそ挑戦しがいがあるし、固定概念に捉われない「サードウェーブ」であることの強みでもあります。

 

そして、アーティスト(=縫製師)のライブ(=縫製)をレコード(=記録)するプロジェクトとして、【8 DAYS CITY RECORD】という架空の映像レーベルを立ち上げます。

 

言い換えれば、ミシンでカタカタ縫い物をしている様子を撮影する専門のレーベルです。

このイカれっぷりも、サードウェーブな感じで面白いでしょう???(笑)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。