ヴィンテージジーンズの保有数…なんと3,000!関西屈指のヴィンテージコレクター角井聡氏とヴィンテージショップ『JUKE BOX(ジュークボックス)』@大阪

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」
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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

ジーンズのことを深掘りするにつれ、現在多くのデニムブランドの物作りの源泉となっている「ヴィンテージジーンズ」、言い換えれば1870~1970年代のリーバイス501のことをもっと見たい・知りたいと常々思っていました。

とはいえ、本物のヴィンテージジーンズはご存知の通り非常に高価になり、かつ現存数も多くないため、よほどのコレクターやショップでなければヴィンテージを日常的に見ることは難しいのが現状です。

せっかくなので、有名なショップに行き、心ゆくまでヴィンテージを観察して見たい…

そんな中、大阪にヴィンテージジーンズの品揃えの凄いショップ(コレクター)があることは以前より聞いていました。

お店の名前は【JUKE BOX(ジュークボックス)】

同店のオーナーの角井(かくい)さんが書かれているブログ【ヴィンテージジーンズお勉強のお部屋】は実際に膨大な数のヴィンテージを所有しているからこそ知り得る情報量が凄まじく、そこらへんの雑誌よりも情報の量、質共に圧倒する内容。

以前、hands-onさんのブログにも来訪記が書かれていて、非常に気になっていたショップです。

また、最近業界を騒がしている一冊の本、

501XXは誰が作ったのか?

『501XXは誰が作ったのか?』(青田 充弘 (著)/立東舎)

ジーンズの考察本として、おそらく今後50年は読み継がれることになるであろう名著。ここに貴重なヴィンテージジーンズの数々を資料として提供されている一人が、この角井さん。

驚くことに、同誌の巻頭に掲載されている1870年代のリーバイスも、この角井さんのコレクションから資料提供されたもの

っていうか、その1870年代モデルって、リーバイス社が保管している「世界最古のジーンズ」と言われているものと一緒のやつ。リーバイス社が自ら「最も貴重なジーンズ」と言ってる、アレです。市場価値2,000万円と言われている、アレです。

そこで其の『JUKE BOX(ジュークボックス)』に、あらかじめご連絡して撮影の許可も頂いた上で、先日足を運んできましたのでご紹介します。

場所柄、知る人ぞ知るっていう存在なのですが、なぜこんな場所に??という理由も興味深かったですよ。

ショップというより、むしろ博物館でした。

ヴィンテージジーンズショップ JUKE BOX(ジュークボックス)

店舗について

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

ここは大阪の南海線に「白鷺(しらさぎ)駅」から徒歩5分ほどにある、一見普通の古着ショップ。

名前は【JUKE BOX(ジュークボックス)】

日中は人通り少なく、居てもたまに学生(比較的近くに大阪府立大学)がいるくらいで、とてものどかな地域。近隣にアパレル店など一切ないため、ここに古着屋があること自体ちょっと異質ではあります。

なぜこの場所に突然古着屋が??と不思議な程、ポツンと、JUKE BOX。

きっと地元の方は、このお店の中にとんでもない価値のジーンズが数えきれないほど眠っていることは一切知らないことでしょう。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

店先からはヴィンテージジーンズの雰囲気は無く、地元でも良くあるような「古着屋さん」。

しかし、それは世を偲ぶ仮の姿。羊の皮をかぶった「狼」でした…。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

店内に入っても、一瞬、「普通の古着屋さんかな?」という雰囲気。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

奥に行くと、「おや??」と思う品揃えが見え始める。色落ちの良い極上コンディションの3rdジャケットがずらりと並ぶ。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

美しい色落ちの66や赤耳。実はこのぶら下がっている裏に、貴重なヴィンテージがどっさり・・・。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

こちらがオーナーであり、ヴィンテージジーンズのコレクターの角井(カクイ)さん。もともとアパレルの経験は無く、ヴィンテージジーンズを個人として80本ほど収集されてころ、「好きなことを仕事にしたい」ということで今の古着屋を始めたそう。

アメリカへの買い付けなどの「仕事として」の仕入れでヴィンテージを集めるだけでなく、自分が欲しいというモデルを見つけたら仕事の仕入れ価格は関係なく、自分のためにいくら出しても手に入れるそう。

ビジネスの仕入れではない、個人のコレクションとしての購入。

その結果、現在のヴィンテージジーンズの所有数は「3,000本」に。それは商売上のストックでもあり、個人のコレクションでもある数。もはや、仕事と趣味が完全に一緒ということでしょう。

 

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

なぜこの場所(都心から随分と離れたエリア)に店を構えたのか、とお聞きすると、「忙しく商売をしたく無いから」という、アメリカの風を感じるお答え(^^)

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

陽の光が当たらないように、デニム生地でカバーされた暗室に保管してあるこちらの棚は、なんとヴィンテージのデッドストックコーナー。

JUKE BOX

極上コンディションのデッドストックが、普通のアパレルショップのジーンズコーナー並みに並んでて、思わず笑ってしまうほど。

店内に全て置ききれないようで、棚に並びきれないヴィンテージは、積み上げられたダンボールに入っています(爆)

そして、圧巻だったのは、貴重なモデルのみを集めた【ガラスのショーケース】

約40本近くだったでしょうか。博物館級のものがずらりと並べてられて・・・所有者の角井さんすら、触るのをためらうという程の代物が並べられており、私も思わず震えた次第。

その中の一本。これは角井さんがスペック的に好きだという、1937年のヴィンテージ。よく知られた、ベルトループとシンチバックが共存しているモデルですね。革パッチが綺麗に残っている貴重な状態の一本。

これも貴重な1946モデル。大戦が終わって、ジーンズの完成形と言われる1947年モデルが登場するわずかな間だけ生産された、イレギュラーの多い混沌期のモデル。大戦モデルではないのに、スレーキがヘリンボーン。

いや、もう他にもたくさんあるんですよ。ショーケースにぎっしり。でも、すごすぎて写真を撮るのも忘れるほど。貴重なモデルは、私が触って何かあったら大変ですから、ノータッチでした。

本物のコレクターによる博物館「JUKE BOX」

で、この角井さん。

それら貴重なデニムをショーケースの中に並べている訳ですが、値段をついてないのでその理由を聞くと、「売らないから」という…。 何度「売って」と来店されても、断るらしい。

ヴィンテージジーンズが好き→好きなことを仕事に→好きだから売らない

という、一周回って、仙人の様なマインドに突入した方。

もちろん、販売しているものも数えきれないほど本数と種類があるのですが、そのショーケースは全部売らないんだそうです。

商売は形式上しているけど、根っからのデニムコレクター。

商売っ気よりも、とにかく貴重なデニムをコレクションするためにお店を続けている訳ですから、このお店のコレクションをみて、面白くないハズがない訳です。

そう、ここはまさにジーンズの「博物館」。

角井さん、この度は素晴らしい貴重なコレクションの数々をお見せいただき、本当にありがとうございました。

JUKE BOX様ご協力によるヴィンテージジーンズのディテールをまとめたHP

今回、この角井様のご協力の元、ヴィンテージジーンズのディテールをまとめたサイトをこのアイイロデニムワークスで作らせていただくことになりました。

そのサイトを通じて、少しでも多くの方がヴィンテージデニムの魅力を知っていただければと思いますし、私もその制作過程を通じて、今以上にデニムを勉強させて頂きたいと思っています。

詳細がまとまればまたご報告します。

数少ない【ONE PIECE OF ROCK】のディーラーの一つ

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

尚、このJUKE BOXさんの特別エディションの【ONE PIECE OF ROCK】も置いてあります。

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

ONE PIECE OF ROCKはほとんど卸はしていないので、それが実際に買えるお店って、貴重です。

【まとめ】ぜひ一度、足を運んで頂きたい博物館 兼 ショップ

圧巻の品揃え、ヴィンテージジーンズの購入を検討している方はもちろん、ヴィンテージに興味がある人は是非一度訪ねて見てください。そのコレクションの数に圧倒されること、間違いなし。

ただし、来訪前には一度、電話確認がベターですよ。

これだけのコレクションですから、ご本人が望めば世界的に有名なヴィンテージショップになるだろうに・・・忙しくせず、好きなデニムに囲まれる生活。

デニム愛に溢れ、自分の好きなことを、自分の信念を曲げずに続けるご性格も、角井さんの魅力です。

JUKE BOX  地図や営業時間

大阪のヴィンテージジーンズショップ「JUKE BOX」

住所:大阪府堺市東区白鷺町1-20-16 中村ビル101

TEL:072-287-6127

13:00~19:30 (←店主のご都合で前後するっぽいので、遠方から来訪時には電話確認がベター)

 

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本日もご一読、ありがとうございました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Indy

お仕事の関係で海外在歴10年。ジャパンデニムにハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける30代後半、インディです。 普段は妻とともに、海外での子育てに奮闘中。大変だけど楽しい毎日です。 自分で「最高に素敵な」ジーンズを作る夢の企画に奮闘中。 同じような夢を持つ仲間たちに、ジーンズ作りの苦労と感動をシェアしたいと思います。