オリジナルの半袖デニムシャツ、制作過程をお見せします。ディテール考察④

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こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。

現在企画を進めているサードウェーブなオリジナル・デニムシャツ。

夏場に日常使い出来るデニムシャツを作るというコンセプトの元で設定した、

 

  • 夏場のスタイルに合う美しいシルエットと着丈
  • 夏場でも快適な着心地
  • デニム生地の経年変化の楽しみ

 

というターゲットを達成するべく、試行錯誤を続けています。

デニムシャツの美しい経年変化を目指すには、オーナーの着用頻度が高くなければならず、つまりは着用時の快適性を保ちつつ、着用シーンが限定されにくい汎用性のあるもので無ければなりません。

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そこで、この何の変哲も無いように見える袖にも、一つのアイデアを組み込んでみました。

まず、この袖のパターンですが、通常のシャツのフォーマットとされるパターンに比べ、ほんの気持ちだけ袖の長さを長め&太さを細めにしています。これは、単純に私の好みを反映したもの(^^)

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半袖シャツの袖の長さ(および太さ)によって、見た目の印象は実に大きく変わります。

ジーンズでも裾の長さでスタイルも変わりますし、袖を一つ折りしたり、ロールアップしたりでスタイルを変えて楽しむことが可能です。

それなら、シャツの袖だって同じはず。

袖を1つ折りすれば1.5cmほど袖の長さが変わるわけです。

それによって同じシャツでも、夏らしさであったり、スポーティーさであったり、色気であったり…雰囲気がガラリと変わったりします。

そこで。

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この袖のパーツの内側に、セルビッチの耳使い(現在のデニム生地のセレクトでは赤耳)をしてみました。

なぜ内側にか、というと…

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一つ折りすることで、セルビッチ耳が袖口に現れ、デザイン的なアクセントになる様にしています。これも計算しての、袖丈パターンに調整してあります。

この写真の様に、デニムがまだ新品の濃いインディゴ色の時にこれやるとデザイン的にワザとらしさが出てしまうのであまり推奨できませんが、長年着込んで全体が淡いインディゴブルーに経年変化し、赤耳も薄紅色に変化したころ…このディテールが活きてくるはず。

そうなったら7部丈やショーツなどのサマースタイル時に、ぜひ「袖を一つ折り」して着たいところ。

そう思うと、育てるのがますます楽しみになってくるのです。

 

関連記事として、こちらもどうぞ。

・オリジナルの半袖デニムシャツ、制作過程をお見せします。ディテール考察①

・オリジナルの半袖デニムシャツ、制作過程をお見せします。ディテール考察②

・オリジナルの半袖デニムシャツ、制作過程をお見せします。ディテール考察③

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ジャパンデニムの魅力・アメカジの魅力にハマって20年。 ジーンズへの好奇心が日々増大し続ける40代、インディです。 このブログのおかげで、自分の長年の夢であった「最高のジーンズを作る」ことが実現できました。 今は、さらにモノづくりの魅力に変態的にのめりこんでしまい、 メーカーさんも企画しないような、マニアックなディテールのアイテムをマイペースにリリースしています。 このブログを通じて、日本の物づくりの素晴らしさ、そしてプロダクトのディテールの魅力を伝えていくと共に、 自分のオリジナルプロダクトを企画したいという同じような夢を持つ仲間たちに向けて、様々なノウハウをシェアしたいと思います。