こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
Levis Vintage Clothing (LVC)から、この2020年春夏として70’sの517の復刻がリリースされます。
昨年後半から、セレクトショップではスキニー&テーパードのトレンドに代わり、太めシルエットに加え、ブーツカットも売れ出しています。
Levi’s 517といえば、ブーツカットのド定番。
トレンドをキャッチした、良いタイミングの復刻リリースだと思います。
本日はそのディテールを見ていきましょう。
LEVI’S VINTAGE CLOTHING 517(リーバイス)
ディテール
Levi’s 517は、膝から下が若干広がっている、いわゆる「ブーツカット」のシルエットを持つモデル。
通称「サドルマン」と呼ばれ、オリジナルは1971年からリリースされています。
ブーツを履くことを想定したシルエットながら、ローカットスニーカーとも相性が良く、足長に見える効果もあり。
私のように1990年代に青春時代を過ごしたものからすれば懐かしく、また、平成生まれのファッショニスタからすれば新鮮なシルエットではないでしょうか。
今回、LVCが復刻したのは、その517の70’s中期ごろのモデルということで、スモールeのモデルになります。
ちなみに1970年代前半にリーバイスのタブがスモールeに変わる前の数年間だけ、517のビッグEモデルが生産されていました。
LVCが復刻するならそっちじゃないの?と思ったりするのですが、今回の復刻ではあえてスモールeを選ぶのには何か理由があるのでしょうか?(以前LVCで517のビッグEの復刻をやったことがあったので、その関係でしょうかね?)
スキニーと比べると、裾の太さが全然違うのが良くわかります。
アメカジファンの方は、今でもブーツカットを愛用している方、少なくないですよね。
ちなみに、この復刻はLevi’s Japan企画のトルコ製のようです。
フロントはジップフライ。
現時点ではどこの生地を使っているかは不明ですが、防縮加工済みの生地で、サイドはセルビッチではなく脇割りです(ブーツカットはそのシルエットの特性上、セルビッチはなし)。
70’s中期ということで、66前期のような色落ちを目指したものであれば、経年変化もそこそこ期待できるかと。
価格は25,000円(+税)です。
【まとめ】ファッションを楽しむための一着
以上、LVCの新作(復刻)の517でした。
LVCの完全新作(復刻)ですが、これはゴリゴリの経年変化を楽しむというより、ファッションを楽しむための一着。
「洗濯回数を減らし、糊づけして、夏場でも汗臭いのを我慢して穿きこむ」という、アメカジ「ドMスタイル」は忘れて、
着たい時にきて、洗いたい時にさらっと洗う感じが、これには合うのではないでしょうか。
ヒゲや膝裏のハチノスのアタリがガッツリ入るより、66前期の古着に見られる太もも全体がザラッと色落ちする感じの方が、私はカッコいいと感じます。
夏場にはTシャツや七分袖1枚に合わせたり…ハワイアンシャツもいいですよね。
ちなみに今古着屋を探せば、もちろんデッドではないですが、このLVCのモデルの元となる70’sの517(スモールe)のオリジナルは2万円台でも見つけることが出来るでしょう。
70’s初期の517(ビッグE)も状態次第で3万円台。
高騰が続くヴィンテージの中でもまだ手が出しやすいモデルなので、これを機にマイサイズを探してみても良いかもしれませんね。
ブーツカットが人気出てきてるらしいと聞いて、この正月に実家のクローゼットから引っ張り出してきた517 ビッグEが手元にあります。
今、改めて見てみると、コレかっこいいです…今の私の体型に似合う・似合わないは別として…
一周まわって…ていう言葉がぴったり。
機会があればこのブログでもそのオリジナルのディテールをレポートしてみようと思います。
本日もご一読、ありがとうございました。
コメントを残す