こんにちは、インディ(@aiirodenim)です。
ストリートファッションは、ストリートの主役=若者が自然発生的に作り出したスタイルです。
そのファッションが発生する背景は、その時に流行っている音楽、芸能人やミュージシャンのスタイルに影響されることもあるし、サッカーのワールドカップなどの大きなイベントに影響されることもありますね。
それを雑誌が取り上げることでブームやトレンドとして定着していきますが、
その時々に取り巻くカルチャーが影響を与えるため、トレンドの移り変わりは不定期かつ不可測ですし、地域ごとにカルチャーも違うのでストリートファッションにも地域差があります。
その点で言えば、東京は世界中から新しいカルチャーがどんどん入り、またそれらをファッションにいち早く取り入れる風土があるので、世界のストリートファッションの中でも常に注目を集める存在です。
一方でヨーロッパを中心とする高級メゾンの数々は、コレクションをリリースする数年前からテキスタイルやファッションカラー、スタイルのトレンドをデザイナーが中心となって作り出します。
自然発生的なストリートファッションと、計算された高級メゾンのスタイルは、その成り立ち自体が違う、別物。
高級メゾンのデザイナーとしては、ストリートなんてファッションとして認めない、そんな時代もあったはずです。
そんな相反する存在のストリートファッションを、最近は高級メゾンが取り入れたコレクションを発表することが増え注目を集めてきました。
2016年にはルイ・ヴィトンと藤原ヒロシ氏率いるfragment design(フラグメントデザイン)とのコラボレーションが。
2017年には同じくルイ・ヴィトンとSupreme(シュプリーム)が。
それぞれコラボレーションのコレクションを発表し大きな注目を集めたのも記憶に新しいところ。
その、ある意味究極系とも言えるコレクションを、Dior(ディオール)が今季発表。
それが我々アメカジファンの中でも馴染みの深い、エアジョーダン ブランドとのコラボレーションである「Air Dior」です。
本日はその中でも注目の「Dior × Nike Air Jordan 1」を解説していきます。
Dior × Nike Air Jordan 1 High OG(ディオール・エアジョーダン )
概要
マイアミで発表された、ディオールの2020年のコレクションの中で突如現れたのが、このAir Diorと題された限定エディションの「エア ジョーダン 1」。
今回のコレクションではAJ1に高い注目が集まっていますが、「ジョーダンブランド」を取り入れたスーツやジャケット、パンツやアクセサリーに至る、トータルのコレクションとしてリリースされます。
このようにエアジョーダンブランド自体が高級メゾンに取り入れられた形は、エアジョーダンが誕生した1984年から数えて初の試みとなります。
Dior × Nike Air Jordan 1のルックスは、その大きな注目度に反して「控えめ」という印象。
グレーとホワイトの大人しい配色のレザーボディに、ディールのテキスタイルを使ったスウォッシュが映えます。
昨今のスニーカーブームを牽引している「奇抜な色と形+ごちゃごちゃてんこ盛りなディテール」ようなデザインでは無いところが、ディオールのセンスといいますか。
よく見るとヒールのウイングロゴに、AIR DIORの文字が。
さらに、よく見るとシュータンのラベルにDIORの文字が。
シュータンのテキスタイルもディオールのものを使用。
そして、よく見るとレザーボディのコバの処理がしっかりしてる。
普通のスニーカーはレザー素材切りっぱなしですから。
ぱっと見の印象以上に、作りは高級メゾンのレベルに落とし込んでいる感じです。
さらに、ソールはクリアソールが使われており、透過した内側には今回のコラボレーションを象徴するロゴを配置。
販売は2020年4月を予定。定価は$2000付近という予想。
高級メゾンがリリースするスニーカーとして考えても安くありませんが、今は空前のスニーカーブームであることも踏まえると瞬殺間違いなし。
世界中にファンのいるディオールですから、履く・履かない以前に、資産価値のある一足となるでしょう。
ちなみに、これだけの価格がつく一足ですから、かなり早い段階で、クオリティの高い偽物が間違いなく出てきます。
公式に買えなかったとしても、ヤフオクなどで購入するのは絶対にやめた方が良いと思います。
【まとめ】垣根がなくなり、ますますファッションが楽しい
以上、ディオール×ジョーダンの注目アイテム「Dior × Nike Air Jordan 1 High OG」でした。ローカット版も発売されるようですが、このハイカットの方が間違いなく人気でしょうね。
ちなみにディオールは同じ2020コレクションの中で、あのSTUSSYの創業者でもあったショーン・ステューシーともコラボレーションをしていますから、お好きな方はそちらも注目です。
こんな融合が許されるなら、ヴィンテージファションが高級メゾンのコレクションに取り入れられる日もいつか来るかも知れませんね。
今回のディオールのコラボレーションを見て、ファッションのカテゴライズの垣根がごく自然な形でなくなってきていると感じます。
人種・働き方・性別・ライフスタイルなど、多様化した社会を反映しているかのよう。
こういうのを見て、ふと思うのです。
私もアメカジが大好きですが、「アメカジはこうでなければいけない」みたいな雰囲気って、違うな、と。
そもそも、私たちが「アメカジ」と呼ぶそのルーツは渋カジにありますが、その渋カジはアメリカ製アイテムを取り入れた、当時のストリートファッションの一つに過ぎません。
渋カジも当時はどんどん新しいものを取り入れて変化していました。
ストリートファッションとは、その時々のカルチャーを取り入れて柔軟に変化するか更にカッコよくなるし、何より楽しい。
私も古き良きものをリスペクトしつつも、新しいものを積極的に取り入れるアメカジを意識したいと痛感した、ディオールのコレクションでした。
本日もご一読、ありがとうございました。
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