日本のレプリカジーンズメーカさんが作られる
セルヴィッジデニムのジーンズって、魅力的です。
リジッド(未洗い)生地の藍色の深み、
ガンガン履ける耐久性、
ファッション性、
メタルパーツの無骨さ、荒々しさ、
ざらついた生地、
日本の職人さんがほぼ、手作りしているという生産背景、
そして、履き続けてきた年月と苦労を裏切らない
それぞれに特徴のある色落ちの美しさ。
人それぞれに好みは分かれますから
メーカーやモデルの間で、単純に優劣はつけられません。
良いジーンズは、1本買ったら1年や2年、
大事に履けば10年や20年も保つ商品ですから、
商品の回転が早い訳でもなく。
作られるメーカーさんも、
商業主義以上の「LOVE」が溢れていますよね。
このようなデニムを着用する人たちも、
また、魅力的です。
流行りに流されず、
他人の評価は気にせず、
自分の基準で選び、長い間 育成を楽しむ。
今時のファストファッションの、まさに真逆。
大人の人生観を持っている人が多いですね。
このような日本のデニムファンが、
それまで大量生産・大量消費の衣料だったジーンズに
職人気質な価値を見出し、
モノづくりをされるメーカーさんと一緒に作り上げてきたこのカルチャーが、
私は本当に大好きです。
今回のAiiRO DENIM WORKSのプロジェクトでは、
私もデニムファンの一人としての視点を忘れず、
日本のジーンズの持つ魅力と、
それを選び、着用する方の魅力が溢れるような、
みんなが幸せになるモノづくりを
目指していきたいと思います。
ただ、一つのジーンズを作って終わりではなく、
このプロジェクトを通じて私が目指したいのは、
個人が、メーカーには無い自由な視点で、
楽しみながら日本国内でジーンズを企画する環境を作り、
世界のデニムファンにも紹介すること。
メーカーや雑誌主導だけではなく、
個人が企画したデニムを通じて、
世界中のMade in Japan デニムファンが国境を越えてリンクしていく。
こんな、新しいサードウェーブと呼べるデニムカルチャーを
日々想像しています。
このカルチャーの中心は、日本のモノづくりの現場です。
これが私が大好きな日本のデニムにできる貢献だと思います。
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