こんにちは、インディです。
オリジナルジーンズ:Cherokeeを、リリースに向けて準備している最中ですが、
もう一点、オリジナルで開発しているモノがあります。
このモノの名前、【Vintage Mint Case】(ヴィンテージミントケース)としました。
ジーンズと共に使い、ジーンズと共に経年変化していく、
そんな「小物」として設計しています。
一言で言えば、あのお菓子のフリスクの保護ケースになります。
が、ただのフリスクケースではありません。
私が大好きな「ベトナムZIPPO」風に、
真鍮製のフリスクケースを作ろう、というプロジェクトです。
この【Vintage Mint Case】の詳細、その経緯をお話ししたいと思います。
目次
一生ものにしてほしい【Vintage Mint Case】
経緯
きっかけは昨年2016年、フリスクが段階的にサイズをリニューアルしたことに端を発します。
フリスクのあの小さい粒が、20%ほど大きくなるリニューアル。
それに合わせて、フリスクの外箱もサイズが変わったのです。
これにより、私が以前使っていた真鍮製のフリスクケースが使えなくなって姉妹、愕然としたのですが、
このフリスクの新サイズ。 横幅が「ZIPPOと全く同じ」ということに気づきました。
(縦幅はZIPPOより長いのですが。)
嫌煙ムードの中で持たなくなったZIPPO
そのZIPPO、特にエイジングされたベトナムZIPPOが大好きだった私。
いつもジーンズのコインポケットに忍ばせていましたが、
タバコをやめたことで、もう持ち歩くことがなくなっていました。
ポッカリと空いてしまった、私の心と、コインポケット。
昨今の嫌煙ムードの社会です。
タバコを吸わない人 & 私と同じように肩身狭い思いをしながら禁煙したデニムファンも少なく無いご時世だろうと想像しながら。。。
そこで、考えたのです。
コインポケットのアタリを出すためのフリスク
「フリスクがZIPPOと同じ横幅サイズになったのであれば、
コインポケットに新サイズのフリスクを入れておくと、いい感じのアタリになるだろう!」と。
しかし、”お菓子”をコインポケットに入れておくのは、
ジーンズのアタリのためとはいえ正直「クールでは無い」。
もし、私が大好きだった、ベトナムZIPPO風のフリスクケースがあったら・・・
エイジングが楽しめるケースがあったら・・・どれだけ幸せな毎日だろうか、と。
・・・当然、そんなものは世にない。
ベトナムZIPPOのエイジングの魅力
ベトナムZIPPO、、、このエイジングである。
使用者の癖に合わせて、クロームメッキが剥がれ、現れた地の真鍮が茶色に変色する経年変化。
コレクションしても、楽しいもの。
タバコを吸わない今でも使えるこんなケースがあったらな。
そこでまた、考えたのです。
「無いなら、フリスクケースとして、このブログで作ってみよう。」
そこから、【Vintage Mint Case】のプロトタイプの構想がスタート。
ベトナムZIPPOの素材とは?
ベトナムZIPPOと呼ばれる多くのものは、基本はボディのベースは真鍮製。
その真鍮にクロームメッキを施してあり、その多くは更にヘアライン加工と呼ばれる、
横に細かい線が入っている加工をされています。
そのZIPPOに、ベトナムに駐屯したアメリカ兵たちが思い思いのメッセージやイラストをベトナム人の便利屋さんにお願いして彫刻してもらったものです。
彫刻した部分やアタリの部分のメッキが剥がれ、
下地の真鍮がオレンジ色に見える、というわけです。
今回製作するケースで、目指すのは、その経年変化です。
Vintage Mint Case プロトタイプ(真鍮無垢)
今回、数々のブランドの真鍮アイテムを作っている工場さんに、制作を依頼。
型を作り、真鍮の新フリスクケースの試作品を製作しました。
まずは形状及び耐久性や使用上のテストなので、
クロームメッキは施さない、真鍮無垢のプレートを使って製作しました。
こんな感じで、フリスクのケース上蓋にはめ込むタイプのもの。
もともと黄色っぽい真鍮部分が、数ヶ月使うと茶色っぽくなってきました。
これはイケると確信。
次のステップへ。
Vintage Mint Case プロトタイプ2(クロームメッキ)
次はメッキ業者さんにアプローチ。
製作した真鍮のケースに、まずは下処理を施し、
その後クロームメッキ加工。そしてさらにヘアライン加工をする訳です。
文章にすると非常に短いですが(^^)、紆余曲折あって、ここまでたどり着くのに数ヶ月。
たかがお菓子のケースではあるのですが、どうせだったら一生モノを作りたい。
馬鹿馬鹿しいほどのコストと手間をかけた結果、
思った以上にZIPPOらしい風貌になりました。
ただ一点、私が業者さんに伝え忘れたのですが、
ヘアライン加工の模様の入り方が縦になってしまいました。
この点は次回要修正です。
ベトナムZIPPOにふさわしいデザインを彫刻する
出来上がったこのクロームメッキのプロトタイプをベースに、
ベトナムZIPPO風のデザインを彫刻し、経年変化のテストを行うのが次の作業になります。
もちろん、Cherokeeのコインポケットに忍ばせて・・・。
実はCherokeeのコインポケット。
このVintage Mint Caseの収まりが良いように計算して、パターンをいじってあるのです。
ふふふ・・・。
尚、ここまで全て、made in Japanです。
金物の加工として国内でも有名な御徒町の業者さんに依頼して、作っています。
もともと、自分が欲しい理由で作っていますが、
興味ある方へは販売も検討中。
コストは調整していきますが、最終的にいくらで作れるか、まだ未定。
量産と言っても、その生産工程上、大量生産は無理ですが、
「経年変化するベトナムZIPPO風のフリスクケース」というニッチなアイテムに、
過剰反応する私のような「変態アメカジ」さんがそれほどたくさん居るとは思えませんし、
ちょうど良いかと。。。
本日もご一読、ありがとうございました。
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Twitterフォローしているガンセキです。
このミントケース販売開始になりましたら、一報頂けないでしょうか?是非とも購入したいです。よろしくお願いいたします。
>ガンセキさん
メッセージ、ありがとうございます。
Vintage Mint Caseに興味いただき、ありがとうございます。
ご連絡の件、かしこまりましたー。
初回からデザインのバリエーションを用意する予定なので、
楽しみにしていてください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いいたします。楽しみにしてます。